持たないもの③:選択のノイズを減らす

はじめに

ミニマリズムというと「モノを減らす話」になりがちですが、私が本当に減らしたかったものの一つは「選択」でした。

選択肢が多いことは自由の象徴でもあります。ただ、日常においてはその自由が、じわじわと注意と体力を奪っていくことがあります。

今回は「選択のノイズ」を減らすために、私が意識して持たないようにしているもの、そして持ち方のルールについてまとめます。

選択肢が多いほど疲れが増える

日常を過ごしていく中で人は多数の小さな判断をしています。例えば、

  • 何を食べるか
  • 何を着るか
  • 何を使うか

こういう些細な選択が積み重なると、生活は散らかった物になる印象があります。部屋の散らかりではなく、いわば「脳内の散らかり」のようなものです。

私の場合、この選択を減らしていくほど、生活が軽くなった印象があります。「決める回数を減らすほど、頭の中の余白が増える」という感覚です。

選択のノイズが減ると起きる変化としては、下記のようなものがあると考えています。

  • 迷う時間が無くなる
  • 判断疲れが減る
  • 自分の好みが研ぎ澄まされる

私が持たないもの

ワンカテゴリ・ワンアイテムを超える点数のもの

私は基本的に、下着・靴下以外は「1カテゴリ・1アイテム」となるよう、ものの点数を決めています。

例えば、

  • アウターはこれ
  • バッグはこれ
  • 靴はこれ
  • 時計はこれ

この状態になると、選択の迷いが消えます。「今日はどれにしよう?」がなくなるだけで、朝の準備が楽になる感覚があります。

昔は服をそれなりに多くの点数持っていました。この運用に移行するまでは大変でしたが、一度仕組みができると、維持は驚くほど簡単です。

選ぶための服を持たない

服の点数が少ないと、他人の目が気になる人もいると思います。私も最初は少し気になりました。でも私の場合は、気に入った服だけを持つようにしたことで、同じ服を着続けていても自分の満足感が高く、結果的に他人の目はあまり気にならなくなりました。

それ以上に、服を選ぶ時間を減らすことで、日々の小さな迷いに注意を奪われる時間が減ることに価値があると思っています。

私服の制服化という表現がありますが、そこまで厳密に考えなくても「ほぼ固定」に寄せるだけで十分効果があると思います。

用途が重複する道具を持たない

選択のノイズは、服や持ち物だけでなく、ガジェットでも起きます。便利そうなものを増やすほど、

  • どれを使うか迷う
  • 充電が増える
  • アップデートが増える
  • その他、管理することが増える

という形で、日常的に発生する見えないコストが追加されます。

私は「用途が重複するなら持たない」を意識しています。道具は増やせば増やすほど快適になるようでいて、ある地点からは「選択負荷」や「管理負荷」の方が勝るようになります。

これで十分という主力を決めて、それだけで運用する、それだけで、思った以上に落ち着いた日常になります。

食事の迷いを持たない

食事の迷いは意外と大きいものです。毎日「今日は何を食べるか」を考えるのは、想像以上に消耗します。私は食事をルーチン化することで、選択の回数を減らしています。

例えば、朝食は固定のメニュー、平日は同じ店・同じメニュー、自炊の際は定番の料理で固定する、ということがあります。食事を楽しむ人と迷いを減らす日を分けるだけでも、日常が軽くなると思います。

おわりに

選択肢が少ない生活は、窮屈そうに見えるかもしれません。でも、私にとっては逆でした。

選択肢を減らすと、迷いが減ります。その結果、本当に使いたいものだけが手元に残り、選択に割かれていた注意を、もっと重要な判断に回せるようになりました。

選択肢が減ることで、むしろ自由が増える。今はそう感じています。

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作成者: ちくはく

40代前半、会社勤めをしながら都内で一人暮らしています。 これからの人生をより充実させたいと考え、日々試行錯誤しています。 ミニマリズムとの出会いをきっかけに、 暮らしや考え方が少しずつ整理され、前向きな変化を感じるようになりました。 このサイトでは、そうした日々の気づきや学びを気ままに記録しています。 同じような価値観をお持ちの方と、つながれましたら嬉しいです。

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