Android e-inkスマホ(HiBreak Pro)からiPhoneへ回帰した

しばらくデジタルデトックス目的で、e-inkスマートフォンであるBigmeのHiBreak Proを使っていましたが、このたびAppleのiPhone 17eへ乗り換えました。

HiBreak Proを使っていた背景には、「スマートフォンとの距離感を見直したい」という思いがありました。以前は、YouTubeなどの動画視聴時間が一日に数時間に及ぶこともあり、できるだけ刺激を減らして他のことに時間を使いたい思いから、あえてe-ink端末を選択しました。

実際、HiBreak Proへ乗り換えてからは、YouTubeの視聴時間は多少減りました。e-ink端末は動画視聴との相性が良いとは言えず、自然と長時間視聴しづらくなるからです。ただ、その一方で、音声系のコンテンツは問題なく利用できたので、ラジオや音声配信系の利用が増え、完全にスマートフォン依存から離れられたかというと、そこまで単純ではありませんでした。

また、乗り換えの大きな理由の一つが、マイナンバー関連の手続きでした。HiBreak Proでは、一部の認証や行政系アプリが正常に動作しませんでした。おそらく、日本国内向けの技適認証を正式に取得していない機種であることも影響していたのだと思います。もちろん自己責任で利用していたのですが、各種手続きが行えないことは、日常利用においてはかなりクリティカルでした。

e-ink端末そのものは今でも好きです。画面の落ち着いた表示や、情報との距離感には独特の魅力があります。もし今後、完成度の高いe-inkスマートフォンが登場したら、また戻る可能性は十分にあると思っています。

iPhoneへ乗り換える際に少し気になったのは、Androidで使っていたパスワード管理環境が、そのままでは使いづらかった点でした。ただ、これはブラウザおよびパスワード管理をChrome系へ寄せることで解決しました。

また、当初の目的だったマイナンバーカード関連の認証も問題なく動作しています。Apple Pay周りも含め、やはりiPhoneの完成度は非常に高いと感じます。

もっとも、「便利になりすぎる」ことへの警戒感は今でもあります。そのため、現在でもアプリ構成はかなり最小限にしています。YouTubeについてはScreen Timeで利用時間制限を設定しており、現状はこれでなんとかバランスを取れている印象です。

Android端末で行っていたような、「ブラウザを完全に削除する」といった極端な構成は、iPhoneでは難しいようですが、その代わりScreen Timeの完成度は高く、こちらを活用していく方が現実的なのかもしれません。

とはいえ、納得のいくデジタルデトックスを実現するのは、なかなか難しいというのが正直なところです。

また、iPhoneは中古市場が強い点も魅力だと感じています。綺麗に使っていれば一定価格で売却できるため、購入時点から「出口」を考えやすい。最近は、ものを購入する際には、使い終わった後のExitまで含めて考えることが増えてきました。

今回の変更は、一見すると「デジタルデトックスを諦めた」ようにも見えるかもしれません。ただ、自分としてはそうではなく、むしろ戦略的な方向転換に近い感覚があります。

不便さそのものを目的化するのではなく、自分にとって本当に必要な摩擦だけを残していく。最近は、そんな方向へ少しずつ考え方が変わってきています。

作成者: ちくはく

40代前半、会社勤めをしながら都内で一人暮らしています。 これからの人生をより充実させたいと考え、日々試行錯誤しています。 ミニマリズムとの出会いをきっかけに、 暮らしや考え方が少しずつ整理され、前向きな変化を感じるようになりました。 このサイトでは、そうした日々の気づきや学びを気ままに記録しています。 同じような価値観をお持ちの方と、つながれましたら嬉しいです。