iPhone + Pomera環境が、想像以上に快適だった

先日、e-inkスマートフォンであるHiBreak ProからiPhone 17eへ乗り換えました。その後しばらく使ってみて感じているのが、「iPhone + Pomera」の組み合わせが想像以上に快適だということです。

以前の私は、どちらかというと「スマートフォンを不便にする」方向へ関心が向いていました。ブラウザを削除したり、e-ink端末を使ったり、通知を極限まで減らしたり。デジタルデトックスの一環として、できるだけ刺激を減らしたかったからです。

もちろん、その方向性には今でも意味があったと思っていますが、最近は少し考え方が変わってきました。重要なのは、「便利な技術を拒絶すること」ではなく、「自分が本当にやりたい行為への摩擦を減らすこと」なのではないか、と感じ始めています。その意味で、最近かなり気に入っているのが、iPhoneとPomeraを組み合わせた執筆環境です。

現在の執筆環境

現在は、主に以下のような構成でブログを書いています。

  • iPhone 17e
    • ChatGPT
    • iA Writer
    • WordPress
  • Pomera DM250

流れとしては、

  1. Pomera単体で書きたいことの概要や断片メモを書く
  2. 必要に応じて、その画面をiPhoneのカメラで撮影し、ChatGPTに解析させる
  3. PomeraをBluetoothキーボードとしてiPhoneに接続する
  4. ChatGPTで壁打ち・下書き
  5. Markdown形式で出力
  6. iA Writerで推敲
  7. WordPressへ投稿

という形です。この構成の良いところは、「書き始めるまでの摩擦」がかなり小さい点です。以前は、PCを開いて、エディタを立ち上げて……という流れが少し億劫になることもありました。一方、いまの環境では、

  • 思いついたらPomera単体ですぐ書ける
  • Pomeraの画面を撮影してChatGPTに読み込ませられる
  • PomeraをBluetoothキーボードとして使える
  • ChatGPTへそのまま相談できる
  • Markdownで軽量に管理できる
  • iPhone単体で投稿まで完結できる

ので、かなり自然に文章を書けています。

特に便利だと感じているのは、Pomera単体で書いたメモを、iPhoneのカメラで撮影して、そのままChatGPTへ読み込ませられる点です。昔であれば、手元のメモをPCへ転記する必要がありました。しかし今は、画面を撮るだけでAIに内容を解析してもらえます。

Pomeraは「集中して書く道具」であり、iPhoneは「つなぐ道具」であり、ChatGPTは「構造化する道具」になる。この役割分担が、想像以上に自然にハマっています。

iA Writerがかなり良い

また、最近はiA Writerもかなり気に入っています。iPhone専用アプリというわけではなく、MacやWindows向けにも展開されているMarkdownエディタですが、個人的には「モバイル環境でも書くことに集中するための道具」という印象があります。

余計なUIが少なく、Markdownのプレビューも自然で、軽量なMarkdownビューワーとしてもかなり優秀です。ChatGPTで生成したMarkdown形式の下書きをそのまま流し込み、iA Writer側で推敲する、という流れがかなり自然にハマっています。以前は、「PCで文章を書く」という感覚が強かったのですが、最近はiPhone上でもかなり快適に文章を書けるようになってきました。

なお、iA Writerは以前Android版も存在していたようですが、現在はApple系プラットフォーム中心の展開になっているようです。その意味でも、最近の自分の執筆環境は、少しずつApple寄りへ収束してきているのかもしれません。

PomeraとiPhoneの相性がかなり良い

また、地味に気に入っているのが、Pomeraの液晶部分がスマートフォンスタンド代わりになる点です。Pomeraの画面部分にiPhoneを立てかけると、縦置き・横置きのどちらでもかなり安定して利用できます。そのままChatGPTを表示したり、資料を見たりしながら文章を書けるので、一体感があります。

専用スタンドを追加購入する必要もなく、机の上の構成をかなりシンプルにできる点も気に入っています。こういう細かな「摩擦の少なさ」の積み重ねが、結果的に文章を書く頻度へ影響している気がします。

もちろん、同様の環境はAndroidスマートフォンでも構築可能だとは思います。ただ、実際に使ってみると、iPhoneはBluetooth接続やアプリ間連携、各種認証周りの完成度がかなり高く、全体として「道具としての安定感」が強いと感じています。

PomeraとiPhoneの組み合わせで少し苦労した点

一方で、PomeraとiPhoneを組み合わせる際には、少し設定に苦労しました。特に、iPhone側の「Caps Lockで入力ソースを切り替える」設定が有効になっていると、Globeキー系のショートカットと干渉してしまい、アプリ切り替えなどがうまく動作しませんでした。

最終的には、

  • Caps Lock → Globeキーへ割り当て
  • Caps Lockによる言語切替をOFF

にすることで、かなり快適になりました。

また、iPhoneと非純正キーボードの組み合わせは、Apple純正前提の思想がかなり強く、最初は少し戸惑う部分もありました。ただ、このあたりを調整していく過程も含めて、最近はかなり面白く感じています。

iPhoneへ戻ったことで考え方も少し変わった

以前の自分であれば、「便利なスマートフォンへ戻る」という行為に、多少の敗北感のようなものを感じていたかもしれません。しかし最近は、少し違う感覚があります。不便さそのものを目的化するのではなく、自分にとって本当に必要な摩擦だけを残していく。その方が、結果的に「書く」「考える」といった、本来自分がやりたいことへ集中できるのではないかと思うようになってきました。

もちろん、便利になれば誘惑も増えます。YouTubeやSNSは、今でも油断すると簡単に時間を溶かします。そのため、Screen Timeによる制限などは引き続き利用しています。ただ、最近は、「便利さ」と「距離感」は両立できるのかもしれない、と少しずつ感じ始めています。テクノロジーに抗うというよりは、自分なりの付き合い方を探している、という感覚の方が近いのかもしれません。

関連記事

作成者: ちくはく

40代前半、会社勤めをしながら都内で一人暮らしています。 これからの人生をより充実させたいと考え、日々試行錯誤しています。 ミニマリズムとの出会いをきっかけに、 暮らしや考え方が少しずつ整理され、前向きな変化を感じるようになりました。 このサイトでは、そうした日々の気づきや学びを気ままに記録しています。 同じような価値観をお持ちの方と、つながれましたら嬉しいです。