私はデジタルデトックスの文脈で、タイムロック式のロックコンテナ(Kitchen Safe)を愛用しています。自宅でまとまった時間を確保したい時、誘惑の原因になりやすいものを入れて、一定時間触れない状態を作るための道具です。
意思の力だけで集中しようとすると、どうしてもムラが出てしまいます。だから、私は気合ではなく環境を整える方向で考えました。Kitchen Safeは、そのためのかなり強力な仕組みだと思っています。

使い始めたきっかけ
もともと私は、「注意が奪われる状況」を嫌うタイプです。以前はテレビの電源にコインタイマーを挟んで、見すぎない仕組みを作っていたこともありました。昔、旅館にあったコイン式テレビのような仕組みを、家の中に持ち込むイメージです。
ただ、今はテレビを持っていないので、代わりに最大の誘惑になっていたのがスマホでした。集中したいのに、通知や動画鑑賞、なんとなくの検索で気付けば時間が溶けていること頻繁にあります。そのループを断ち切るために、私はKitchen Safeを導入しました。
Kitchen Safeは、もともと間食対策のような用途で開発されたものだと理解しています。しかし、昨今の利用者にとっては、デジタルデトックスの道具としての方が本領を発揮している認識です。
使い始めて分かったこと
使ってみて最初に驚いたのは、スマホなどの注意を奪う可能性のあるものを入れた瞬間に、頭の中が静かになることです。物理的に触れないだけで、注意が引っ張られなくなります。不思議なほど空白が生まれます。
私は主に、次のようなものを入れることがあります。
- スマホ/タブレット
- 充電器(あえて充電できない状況を作る)
- 家の鍵(余計な外出を防ぐ)
- クレジットカード(衝動買いの抑制)
- 甘い食べ物(間食対策)
- イヤホン/スピーカー(音源を取り除く)
もちろん、緊急時に困らないように注意して運用しています。ただ、「今日この数時間だけは本当に集中したい」という局面では、この強制力が頼りになります。
Kitchen Safeは数千円から1万円程度と安い道具ではありません。でも、そこが逆に効いています。壊して開けようと思えば不可能ではないはずですが、心理的なハードルが上がります。衝動的な行動をワンクッション遅らせることができます。その間に冷静さが戻ってきます。
結局集中できるかどうかは意思よりも環境だと思います。Kitchen Safeは、強制的に集中の環境を作れる道具です。本気で「今に集中したい日」がある人は、かなり有効な選択肢だと思います。
私はこれを「自制心の道具」ではなく、「注意資源を守るための装置」だと思っています。
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