体質と習慣のずれ
私は体質的に、アルコールをほとんど飲めない方です。それでも学生時代からは、多少の無理をして、周囲に合わせる形で飲酒の習慣がありました。
飲めないこと自体が問題だったわけではありません。ただ、私の思い込みもあり、「飲まない」という選択肢が、あまり自然に存在しない空気の中にいた、という感覚の方が近かったと思います。
飲まない理由を説明する必要がある、飲めないことをどこか申し訳なく感じてしまう、当時は、それが普通のことだと思っていました。
見直すきっかけ
コロナ禍をきっかけに、飲み会の機会が大きく減りました。この中で、それまで当たり前だった飲酒習慣を、改めて見直すことになりました。
年齢的にも、会社組織の中で中堅と呼ばれる立ち位置にが定着しつつあり、無理に場に合わせる必要がなくなったことも、大きかったのだと思います。
また、社会全体としても飲まない選択が以前より許容される空気があり、その流れにも後押しされた部分もありました。
飲酒による違和感
アルコール耐性のある方には当てはまらないかもしれませんが、私の場合、飲酒後は夜中に目が覚めてしまい、睡眠が浅くなることがよくありました。
翌日の体調や集中力に、じわじわと影響が出る、その感覚は、年を重ねるにつれて、よりはっきりと感じるようになりました。
楽しかったという記憶の一方で、体のどこかに残る違和感、それを見過ごすことが徐々に難しくなってきました。
今の付き合い方
アルコールとの距離感を見直した結果、現在は飲み会でも乾杯の一杯を飲む程度です。体調は明らかに改善し、自分にとっての「適切な距離」が見えてきています。
飲み会そのものが嫌いになったわけではありません。二次会・三次会まで参加することもありますが、その際もほとんど飲んでいません。それでも十分に楽しめています。
やはり、少量でもアルコールを入れることで得られる、あの独特の心理状態や、場の温度が一段変わる感覚、その効用自体は、否定できないものだと感じています。これは、他のもので完全に代替できるものではないと思います。
否定ではなく距離の問題
アルコールは、多くの人にとっては楽しみであり、日常や人間関係を豊かにしている存在でもあります。私自身もその効用を知っている立場です。だからこそ、否定する立場には立てません。
ただ、
- 今の自分にとってどの距離が身体的・精神的に心地よいのか
- 長期的にどの付き合い方が生活全体の充実感につながるのか
これらの視点を持つだけで、日々の過ごし方は少し変わり判断が自分基準になるのではないかと思っています。
終わりに
アルコールとの付き合い方には正解がなく、人それぞれで、状況や年齢によって変わってゆくものだと思います。
私の場合は「完全に断つ」でも「流される」でもなく、不安定な状態ではあるものの、適切な距離を探し続けるという形に落ち着きました。
ただ今はこの距離感が、体調面でも、精神面でもちょうどよいと思えています。