なぜ「実験」として記録するのか
デジタルデトックスについて考え始めてから、いくつかの方法を断片的に試してきました。スマートフォンとの距離を変えてみたり、情報に触れる量を意識して気に減らしてみたり、どれも一時的には効果を感じるものの、それが本当に自分に合っているのかどうかは正直なところよくわからないままでした。
そこで今回から、デジタルデトックスを「実験」として、少し整理して記録してみることにしました。ここでいう実験は、成果を出すことや、誰かに再現してもらうことが目的ではありません。また、正解を提示するつもりもありません。
ただ、
- 自分がどんな時にデジタルデバイスに引き寄せられるのか
- 何を減らすと楽になり、何を減らすと不便なのか
- その違和感が時間とともにどう変わるのか
そうしたことを、その都度言葉にして残しておきたいと思いました。
なぜ「デジタルを減らしたい」と感じたのか
もともと私は、デジタルそのものが嫌いなわけではありません。便利さも、情報の早さも、恩恵は十分に受けてきました。
ただ、ある時から「自分で選んだという感覚がないまま、時間が削られていく」という感覚が、少しずつ積み重なっていきました。気づけば、特に目的もなくスマホを開いて、画面を閉じた後に、何も残っていないような感じがしていました。
それが苦しいというほどではなかったですが、「これは本当に自分が望んでいる使い方なのだろうか」という小さな違和感が確実にありました。
この実験記で書いていくこと
今後の実験記では、例えば次のようなことを扱う予定です。
- スマホを持たずに外出してみた時の感覚
- 情報に触れない時間が増えた日の気分の変化
- 不便さと引き換えに得られたもの、失ったもの
どれも小さな試みですが、生活の中では意外と大きな影響を持っている気がしています。
最後に
この記録は「こうすればうまくいく」という話ではありません。
ただ、同じようにデジタルとの距離感に違和感を覚えている人が、「こういう考え方や試し方もあるのか」と感じていただけると嬉しいです。
次回は、最初の実験として「スマホを使わずに外出してみた」体験について書こうと思います。
※内容や順番は、実験の進行に応じて変わる可能性があります。