カフェインを減らす過程での実感

違和感を覚え始めた頃

カフェインを減らそうと明確に決めた瞬間があったわけではありません。むしろ、日々の生活の中で、少しずつ違和感が積み重なっていった、という感覚に近いです。

ブラックコーヒーやエナジードリンクを、嗜好品というよりも「疲れを取り除くためのもの」や「集中するためのスイッチ」のように使っている自分に、ふと立ち止まって考える瞬間がありました。

気づけば、飲まないと始まらない、飲まないと乗り切れない、そんな前提がいつの間にかできあがっていたように思います。

減らし始めて一番つらかった時期

実際にカフェインを減らし始めてから、一番つらかったのは「完全に減らした後」ではなく、むしろ減らしている途中の時期でした。

私の場合、減らし始めてから2~3日目あたりに、頭が重く感じたり、集中力が続かなかったり、理由もなく気分が沈むような感覚が強く出ました。

その症状は、だいたい一週間前後続いたように記憶しています。後から振り返れば、いわゆるカフェインの離脱症状と呼ばれるものだったのかもしれません。

ただ、その最中にいるときは、「これは一時的なものなのか」「今の体調が本来の自分なのか」判断がつかず、不安になることもありました。

※あくまで自分の場合の話で、感じ方には個人差があると思います。

無理をしなかったこと

この過程で意識していたのは、一気にやめようとしない、ということでした。

体調がすぐれない日は、普通のコーヒーを飲むこともありましたし、「今日は減らせなかった」と感じる日があっても、それを失敗だととらえないようにしていました。

結果的に振り返ると、無理をしなかったことが、続けられた理由だったように思います。

体調が整ってきたと感じたタイミング

はっきりとした境目があったわけではありませんが、10日~2週間ほど経ったころから、少しずつ楽になってきた感覚がありました。

朝の目覚めが以前より自然だったり、夕方以降に変に気持ちが沈むようなことにならなかったり。一日のリズムが、少しなだらかになってきたように感じました。

「飲まなくても大丈夫かもしれない」そう思える時間が、徐々に増えていった時期です。

今、感じている自由さ

現在は、デカフェを選ぶ日もあれば、普通のコーヒーを飲む日もあります。

ただ以前と大きく違うのは、カフェインに頼らなくても一日を過ごせる、という感覚を知ったことです。

飲む・飲まないを、その日の体調や気分で選べる。その選択肢があること自体が、思っていた以上に気持ちを楽にしてくれました。

振り返って思うこと

カフェインを減らす過程は、正直に言って楽ではありませんでした。ただ、その期間を通して、自分の体調や感覚に以前よりも注意を向けられるようになった気がします。

ミニマリズムと同じで、何かを完全に断つことが目的だったわけではありません。少し引いてみることで、今の自分にとってちょうどよい距離感を探していただけでした。

このブログでは、こうした試行錯誤の過程や、その時々で感じたことを、これからも記録していけたらと思っています。

作成者: ちくはく

40代前半、会社勤めをしながら一人で暮らしています。 これからの人生をより充実させたいと考え、日々試行錯誤しています。 ミニマリズムとの出会いをきっかけに、 暮らしや考え方が少しずつ整理され、前向きな変化を感じるようになりました。 このサイトでは、そうした日々の気づきや学びを気ままに記録しています。 同じような価値観をお持ちの方と、つながれましたら嬉しいです。

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