当然のことですが、私は生まれてからすでに40年以上が経っています。人生が40代から突然始まったわけではありません。
それでも、ここ最近になって、ようやく人生が動き出したように感じている。そんな不思議な感覚を持つようになりました。
ようやく自分を振り返れるようになった
これまでは、学生から社会人へ、その流れに身を任せるように生きてきました。キャリアについても大きく外れることなく、自分なりに仕事を続けてきたと思います。
30代後半になり転職を経てキャリアがひと段落したことで、初めて「自分は今どう感じているのか」を落ち着いて振り返る余裕が生まれました。
不安が無くなったわけではない
ありがたいことに、日々の生活に困らない程度の収入を得ることができ、資産形成も細々と続けてくることができました。
将来への不安が消えたわけではありません。ただ、以前ほど漠然とした恐怖に支配されることは少なくなってきたように感じています。
この違いは、思っていた以上に大きいものでした。
仕事についての納得感
転職を一度経験し、現在は専門職的な立ち位置で働いています。正直なところ出世を強く望める状況ではありません。ただ、それを大きな不満だと感じているわけでもありません。
自分が興味を持てるような分野の仕事に携われており「これ以上を無理に求めなくてもいいのかもしれない」と思えるようになりました。
生活を整えたことで生まれた余白
ミニマリズムやデジタルデトックスの考え方を取り入れたことで、生活の中に、わずかな余白が生まれました。
その余白の中で、
- 読書・勉強をする
- 考え事をする
- 何もしない時間を過ごす
といったことが、以前より自然にできるようになりました。
これだけのことですから、人として何かを達成したわけではありませんが、これらを通して自分の人間性が少しだけ厚みを増せたような感覚があります。
過去を美化したいわけではない
もちろん、ここに至るまでが順風満帆だったわけではありません。
仕事が激務で、心身ともに余裕がなくなっていた時期も長くありましたし、そのストレスからか浪費に走っていた時期もありました。
そうした過去があったからこそ、今の状態が相対的に見えているのだと思います。
なぜ「人生が始まった」と感じるのか
40代になり、ようやく生活、仕事、心身の状態が整ってきた実感があります。この結果、「さて、次をどうするか」を、焦らずに考えられるようになりました。これまで「次を考える余裕そのもの」がなかったことに、今になって気づいたのかもしれません。
これは、20代や30代前半の私には想像できなかった、少し意外な感覚でもあります。
すぐに何かを変えるつもりはありません。今すぐのFIREや独立を決断したわけではありません。ただ、それらを選択肢の一つとして考えられる状態になった。そのことが、私には「人生が始まった」と感じられる理由なのだと思います。