スマホからの脱却計画

1/6の時間を奪うスマホ

 私はデジタルデトックスの一環として、スマートフォン(スマホ)を手放そうとしています。スマホは今や生活必需品と言わざるを得ないほど生活に密に結びついている、のにもかかわらずだ。当初は無謀な挑戦という思いでしたが、残り少ない30代の時間を大切にしたいという強い思いがあり決行しました。

 私はスマホを一日当たり平日3時間、休日6時間もの時間を使うヘビーユーザー(スマホ中毒)でした。スマホは肌身離さず持っていて、空き時間はニュースアプリ、SNS、YouTubeを見て時間を潰すという習慣が染みついていました。これは一週間あたり27時間(=3 時間×5日+6時間×2日)、平均して一日約4時間(一日の約1/6)をスマホに費やしていることになります。私のスマホの開始は2010年ごろからなので、12年間のうち約2年もスマホを使った計算になるのは衝撃的です。このスマホに費やした時間で趣味や自己投資できていたらと今更ながら反省しています。

スマホのコスト

 私はiPhoneを使い続けています。3GS、5、6 Plus、Xと機種変更しました。大体3年周期で行っています。大体1台は数万~十数万円という価格なので、年間3万円程度使ったことになります。インフレを加味すると、今後はこれを下回らないと思われます。

 通信料金について、今は格安プランを使っていますが以前は大手キャリアのプランを契約していて、スマホの分割代金を含めて月々の出費は一万円位と高額でした。今は外出先でスマホをほとんど使わないのでLINEMOの格安プランで月々1000円程度に抑えられています。

  • iPhoneを3年で買い替えると少なくとも年間3万円
  • 通信料金は月々千円~数千円。格安SIMがおすすめ

 スマホをほとんど使っていないので、今のiPhone Xが故障したらスマホを卒業しようと思います。買うとしても格安のアンドロイド携帯か中古iPhoneにしようかと。10年以上の間コツコツと米国の巨大テック企業にお金を払い続けたことからの解放になりそうです。

スマホを手放す手順

 スマホは日常生活に便利な各種機能がたくさんあり、なかなか手放すのに苦労しています。以下の手順でスマホへの依存度を大きく下げるのに成功しています。ちなみに、私はスマホを持って外出しなくなりましたが、自宅にはまだスマホがある状態なので完全に手放せてはいない状態です。

  1. スマホの画面を白黒表示に切り替える。白黒画面の方が刺激が少なくスマホ依存度を下げる効果ありそう。簡単に設定を戻せるので、個人的にはこの効果は限定的だった。
  2. 不要なアプリを全て削除する。まず全てのアプリを削除して、必要なアプリのみ適宜再インストールする流れが良いと思う。ネットバンキングは振込等で使うので最後まで削除できないアプリとなっている。
  3. PC利用が可能なアプリは削除する。スマホアプリにはPC版アプリやブラウザで同様の機能が提供されたものがあるので、そちらに切り替えてスマホへの依存度を減らす。例えば、LINEやeメール機能はPC利用のみにしている。
  4. 交通系決済や定期券をカードへ分離する。定期券やSuicaやPasmoなどの交通系決済をスマホで行っている場合は、カードへ戻す。
  5. Screen Time機能で使用時間を制限する。SNS、LINE、Webブラウザに対して時間制限を課す。
  6. タイムロッキングコンテナを使う。上記の項目を対応してもうまくいかない場合はタイムロッキングコンテナで物理的にスマホを使えなくする。私はKitchen Safeを使用中で、一定の時間の間は箱を破壊しない限りスマホを使うことはできなくなる。
  7. スマホの代わりにガラケーを持ち歩く。ガラケーはPunkt.のMP02を使用中。これはWebブラウザやLINEの機能がなく、通話とSMSに特化しているので、余計な時間を奪われない。
  8. スマホを手放す。これを最終目標にしているが、今のところインターネット振込や特定のアプリが必要なので、手放せていない。結局スマホに費やす時間を減らすということが目標なので、スマホを完全に手放す必要はないという結論か。
Kitchen Safeのタイムロッキングコンテナを使用中。サイズはMedium。amazonで5000円位で購入。安くないので破壊して中身を取り出すという決断は困難か。
iPhone Xを入れた場合の様子。スマホには十分の容量。この他に使用時間を抑制したい電子機器の電源ケーブルを入れている。喫煙者の場合は煙草を入れるなど活用可能。
スマホの代わりに持ち歩くガラケーのPunkt.の MP02。通話、SMS、電話帳、電卓、メモ、カレンダーなど機能は限定的。デザインも良い。他の機種としてはLight Phoneも良さそう。

地図アプリなしで外出

 スマホを手放す過程で一番気になっていたのは、Google Map等の地図アプリが使えない点でした。新しいお店や知らない場所へ行く場合は地図アプリは必須だと思っていたので、これなしで外出するのは抵抗感がありました。

 地図アプリがない場合でも、事前に場所を調べておけば多少苦労するかもしれませんが到着できますし、何より緊張感をもって移動できる点は魅力を感じています。真剣に場所を覚えなければならないという気持ちは結構心地よいものです。ビジネス用途ではお勧めできませんが、日常生活では個人的にはおすすめします。

まとめ

 読者の皆様も一度デジタルデトックスの一環としてスマホなしの生活を試してみてはいかがでしょうか。

  • スマホは非常に便利なツールである一方、必要以上に時間を費やしている可能性があります。
  • 自己投資や趣味への時間を確保してより充実した未来とするためには、スマホと適切な距離を保ちその依存度を下げる努力が必要だと思います。
  • 私が実際に試しているスマホを手放す手順などを本稿でまとめました。

作成者: ちくはく

30代後半の独身サラリーマン。これからの後半の人生を充実させるため変化を起こすために奮闘中です。ミニマリズムとの出会いがきっかけで人生が好転すると信じています。派生して副業・FIREやSDGsに対する興味も高まっています。同じような価値観の方々と繋がれたら嬉しいです。お気軽にメッセージ下さい。

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